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Visual Studio のひどい訳について

はてな記法が忘却の彼方。


さて、善意のひどい訳についてに刺激を受けて、Visual Studio のひどい訳をさらしてみます。

まず「プレビューおよび変換」です。

英語版では「Preview Transform」となっています。

この機能は環境に合わせて設定ファイルの内容を変換する機能の変換結果をプレビューします。こんな感じ。

なんですが、この画面は「プレビュー」機能であって「変換」機能ではありません。「および」はどこから出てきたのでしょうか(私は「変換」ボタンを必死に探しました)。機能そのものはとても素晴らしいだけに残念です。


ちなみに Visual Studio の規定の言語を変更するには 対象の言語パックをインストールして、Devenv コマンド ライン スイッチ/LCID を指定します。

devenv /LCID 1033

日本語に戻す場合は「1041」です。
頻繁に切り替えるならショートカットを作っておくと便利。


面倒なので次で最後になりますがマージツールの「右へ」。

もうこの時点でおかしいと気付くでしょうか。
英語版では「Take Right」。

左右に並べられたファイルの異なる部分のうち、右使う、という意味ですが、「右へ」だとどちらかというと逆の意味に思えます。
おそらく WinMerge なんかの「右へコピー」と勘違いしちゃったのですかね。どちらにしろ意味は逆ですが。


以上です。
きっと一度もその機能を使ってない人が翻訳しているのだし、翻訳元も文章でなく「Take Right」みたいな数単語では誤訳も致し方のないことなのでしょう(テストも書けないし)。
気付いたら「ヘルプ」→「フィードバック」→「問題点、改善点の報告」するとよいかもしれません。元記事にあるように Github で管理して pull request が送れる形になればより良いですね。
あと Visual Studio の新機能を日本語で紹介するような方であれば、記事の投稿時にちょっとだけこのあたり意識していただけるとありがたいな、と思います。


蛇足ですが、このマージツールは「横表示」で縦に、「縦表示」で横に並べて表示することができるので、もはや「右」とか「左」とか関係ありません。訳を直すにしてもいったいどうすれば...